2007 Fiscal Year Annual Research Report
フィジカルアセスメント用PC教材の開発と活用及び看護技術演習による学習効果の検証
Project/Area Number |
19592455
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
岡本 恵里 University of Shizuoka, 看護学部, 准教授 (20307656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 登美子 岐阜大学, 医学部, 教授 (40248860)
金澤 寛明 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40214431)
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Keywords | 看護学 / 教育学 / CAI / 看護技術 |
Research Abstract |
1.フィジカルアセスメント(バイタルサイン測定)の教育方法や内容、教材開発等に関する文献検討。 2.Web教材版看護教材の現状分析:インターネット上の看護技術教材の検索をし、その看護教材を研究者らで体験し、内容分析(コースウエアの構成、ビデオ映像・写真・X-ray・音声・イラストなどの素材、場面、患者設定、教材提供条件等)。 3.「フィジカルアセスメント」や「バイタルサイン測定」に関するWeb・DVD教材を看護学生に体験してもらい、その現状分析(学習のしやすさ・しにくさ、興味を持った点、教材の改善を希望する点等)の意見を収集。※上記により、「フィジカルアセスメント(バイタルサイン測定)」の看護実践に求められる教材内容の明確化を目指した。これらにより、クライエントの観察ポイント(アセスメントの視点)やその観察手法を用いることの意義が、身体の形態・機能の特性を踏まえたうえで導き出されていることを理解できる教材の必要性が確認できた。またWeb・DVD教材は個人学習(主体的な学習)であるが故、なぜこのような学習を積み重ねることが必要であるのか、学習の動機づけを高め、維持できる学習者への働き掛けが重要であることが見出された。 4.「フィジカルアセスメント(バイタルサイン測定)」に関する研究者らの看護実践(行動)を予備観察し、その結果をもとに設定条件や分析内容を抽出した。今後はこれをふまえ、熟練看護師と初学者の行動観察を行いその行動特性をとらえる予定である。 ※PC教材の開発において、看護実践のテクニックだけでなく、その行動(観察)意義を理解し、どう意味のある行動化(実践)につなげるか、さらに学習の動機づけをどう工夫していくかが課題である。
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