1999 Fiscal Year Self-evaluation Report
A study of appropriate evaluation regarding students' nursing skills acquisition
Project/Area Number |
19592462
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
基礎看護学
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
AOYAMA Michiyo Nara Medical University (80264828)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | 看護学教育 / 看護技術 / 修得度評価 / 確信度 |
Research Abstract |
本研究は,看護技術の修得を適切に評価法として,修得状況の自己評価の適切さを加味する新しい評価方法の意義の検討を目的としている。自己評価の適切さを評価する方法として,医学教育の認知領域における評価法として試みられている,森田らの確信度を加味した客観試験(CWT)を応用した方法を用い,学生の看護技術の課題に関する知識と技能に対する自己評価の適切さを評価する。 分析方法として,CWTの結果と課題実施時の行動計画内容・正答率・結果のフィードバックに対する受験者の反応の関連との分析を計画している。さらに,評価を2度繰りかえし,結果の推移を分析することにより,自己評価の適切さを併用した新しい看護技術の評価法の妥当性を検討する。 (1)データ収集に関する環境整備 看護技術の実施場面の収録方法に関して,三脚によるカメラの設置から,天井にカメラを固定し,遠隔操作による操作を可能にする。 (2)データの入力・分析・表示方法の改良 (有限会社プランニングラボラトリーとの随意契約による開発) CWTによる看護技術の評価は,知識の全設問に対する解答と技能の全てのチェック項目に関する評価,それらの全設問と全項目に対する学生の確信度をデータとするため,データの入力とセットにかかる時間の短縮を図る。また,結果の表示はこれまで,ひとつの座標に知識と技能の得点と確信度の代表値(CWT-Point)を点で表示していた。フィードバック効果の促進を目的として,看護師のイラストの大きさや方向で表示する。 (3)自己学習環境の整備 知識の学習は,パソコンを活用して自己学習できるシステムを整備する。技能の学習は,学生が自由に実習室で録画機器が使用できるような環境を整える。 (4)CWTによる評価結果の分析 確信度と自己学習時間や評価時の行動計画の内容やフィードバックに対する反応との関連を分析する。また,評価を2度実施し,確信度の推移を分析する。
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