2007 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠から育児期を通じた母子の継続した食育向上に関する研究
Project/Area Number |
19592505
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
坂本 めぐみ Saitama Prefectural University, 保健医療福祉学部, 講師 (50279577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼宗 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50214490)
工藤 里香 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (80364032)
星 永 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30157002)
林 薫 白梅学園大学, こども学部, 講師 (40389854)
松林 秀彦 東海大学, 医学部, 准教授 (40219465)
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Keywords | 妊娠 / 育児 / 食育 / 健康教育 |
Research Abstract |
平成19年度は、妊娠期から子育て期の食育の現状と母親の意識を明らかにするため、(1)産婦人科診療施設における妊娠期から育児期までの妊婦(母親)への食育に関する追跡調査の開始と、(2)小児科診療施設における、育児期の母親に対する食育希望に対する面接調査を行った。その結果(1)妊娠中期から育児期まで追跡じれい25事例への調査を介している。朝食欠食は妊娠期のマイナートラブルと非妊娠時の食行動が影響していた。妊娠中の食事に関しては改善が必要と考えるものの、具体的な問題点や改善方法を得る機会がするないこと、自分自身の食行動の問題を感じる契機が妊婦健康診査に多いことなどが明らかになった。また育児期の食行動への準備は関心を持つ者は少ないが、育児期の調理やベビーフードなどへの不安を持ち、姓娠中から育児期への食育を求める希望が明らかとされた。(2)小児科での母親への面接調査では、妊娠中の具体的な食事や調理方法など、妊婦の実情に合わせた保健指導、子育て中に役立つ調理などの方法、小児科での子どもの病気の際の具体的な食事のメニューや与え方などの指導、食料品店での子どもの身体発育を考えた総菜や食品などの提供の希望が明らかとなった。その結果、妊娠期の食育は、(1)妊娠期の健康管理の基となる、食の大切さや問題点の理解を促すこと、(2)育児中の食育を支える基本の調理技能や食品の知識などを教育する必要性があることが考えられた。
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Research Products
(1 results)