2009 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の死生観とスピリチュアルペイン-構造の明確化とケアプログラム作成-
Project/Area Number |
19592514
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
小松 万喜子 Aichi Prefectural University, 看護学部, 教授 (50170163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
百瀬 由美子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (20262735)
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Keywords | 高齢者 / スピリチュアル / 死生観 / 在宅 / 老人ホーム / 看護職 / 介護職 |
Research Abstract |
平成21年度は、平成20年度に研究倫理審査委員会の承認を受けた計画に基づいて、本研究の全体計画の第一段階にあたる面接調査計画を継続して行った。 〈平成21年度に行った調査の概要〉 目的:老人福祉施設および在宅において高齢者ケアに携わる看護職者・介護職者が日常の援助場面において、高齢者のどのような言動から、高齢者の生きがい、死生観やスピリチュアルペインを感じるのかを明らかにする。さらに、生きがいを支えるため、また、スピリチュアルペインを感じたときに、看護職者・介護職者がどのように対応しているのかを明らかにする。 対象:調査は、老人福祉施設に勤務する看護職者・介護職者8~10名、在宅の高齢者ケアに従事する看護職者・介護職者8~10名への面接を計画した。面接を終えたケア提供者の総数は17名である。その背景としては、職種は、看護師9名、介護職8名である。所属は、在宅ケア従事者7名、施設ケア従事者10名であった。面接対象者の所属施設の種別は、訪問看護ステーション2、特別養護老人ホーム1、養護老人ホーム1であった。 面接内容:高齢者の生きがい・生や死に対する思い・苦悩などを感じるとき、生きがいを支えるために心がけている援助など 分析結果:面接結果から逐語録を作成し、現在はデータ化、カテゴリー化に取り組んでいる。なお、現段階で明らかになった課題として、所属施設が「看取り加算」「ターミナルケア加算」を行っているか否かもケア提供者の知識や態度に影響を与えている可能性がうかがえた。これは研究計画段階では考慮していなかった点である。そこでデータ収集の不足部分を補う目的で、平成22年度に追加面接調査を行う予定である。
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