2007 Fiscal Year Annual Research Report
健康な子どものためのプリパレーションプログラムに関する研究
Project/Area Number |
19592535
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Research Institution | Gumma Paz College |
Principal Investigator |
木内 妙子 Gumma Paz College, 保健科学部看護学科, 准教授 (50279775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 麗華 群馬パース大学, 保健科学部看護学科, 助手 (20438774)
城生 弘美 群馬パース大学, 保健科学部看護学科, 教授 (60247301)
大野 絢子 群馬パース大学, 保健科学部看護学科, 教授 (00251132)
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Keywords | 子ども / 保育士 / 子育て / 健康教育 / 遊び / 地域 / 母親 / 病気・けがの説明 |
Research Abstract |
平成19年度は3年間の研究の第一段階として、地域で子育て中の母親、保育士・幼稚園教諭の子どもに対する健康管理の現状と問題点の焦点化、プリパレーションプログラム内容の抽出を目的とした調査を行った。具体的には、保育士と子育て中の母親に対して、子どもと親の健康管理や病気についての認識、対処行動、親から子へと伝承されている健康に関する価値観についてインタビューによる実態調査を行った。 保育士が子どもの病気やけがの場面でどのような説明や対応を行っているかを明らかにする目的の調査では、7つのカテゴリーが抽出され、言語的な説明だけでなく、非言語的な対応が効果的に用いられていることがわかった。一方で、年少児や周囲の子どもに対しては十分な説明や対応が行われておらず、健康な子どものためのプリパレーションのあり方を求めていく必要性が示唆された。 また、山間部に居住する母親を対象にした調査では、子どもの病気に際しての説明や対応の実態と背景を明らかにすることを目的に、半構成面接を実施し質的帰納的に分析した。その結果7カテゴリーが抽出された。【病気の子どもへの説明・声かけ】では、子どもはわからないなどの理由で全く説明をしていない母親がいる一方、丁寧な説明をしている母親でも、受診前の子どもに『嘘をつく』という対応があった。【子どもの病気に関する日常的な情報の収集】では、公的機関や保健師、母親ネットワークなどの活用が有効なことが示唆された。
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Research Products
(3 results)