2009 Fiscal Year Annual Research Report
看護職者のための糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに関する支援マニュアルの開発
Project/Area Number |
19592547
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
田中 佳代 Kurume University, 医学部, 講師 (10289499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 カツヱ 久留米大学, 医学部, 教授 (10279234)
堀 大蔵 久留米大学, 医学部, 教授 (80157049)
飯野 矢住代 久留米大学, 医学部, 講師 (50368966)
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Keywords | 糖尿病女性 / リプロダタティブヘルス / 看護職者 / マニュアル |
Research Abstract |
本研究は、看護職者が糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに対するセルフケアの習得と心理・社会的側面からの支援を実施できる支援マニュアルの開発を目的としている。 1.支援マニュアルの試案作成:昨年度に執筆予定の支援マニュアル試案の完成は遅れていたが、3月にほぼ終了し今後編集・推敲作業に移り評価を踏まえ完成の予定である。 2.教育セミナーの実施・評価:看護職者のリプロダクティブヘルスの支援の意識向上のための教育セミナー「糖尿病を持つ女性と看護職者のためのセミナー」を前年の評価を踏まえ実施した。目的は1型糖尿病女性と家族及び看護職者が糖尿病女性の性と妊娠・出産について意見交換を行い相互に置かれている状況を理解し、共に考え、1型糖尿病女性と看護職者の双方向性のある支援の在り方の構築に繋げることである。参加者はNPO法人日本IDDMネットワークの会誌・HP、日本糖尿病療養指導士認定機構のHP、日本糖尿病学会誌等で公募し、療養指導士認定更新の研修単位(2群2単位)の認定を得た。平成21年10月17日に東京、平成22年1月31日に京都で実施し、併せて1型糖尿病女性28名、家族11名、看護師11名、助産師12名、管理栄養士2名、医師4名の参加を得、講演・グループディスカッションを実施した。アンケートでは全員がセミナーは今後に役立つ、共に話し合う方法は効果的と回答した。また、月経・妊娠の情報提供、患者と医療者が共に対策を考案、気軽に相談できる窓口、母親がサポートできるための看護師の支援、1型糖尿病女性自らの積極的な姿勢等の必要性が話し合われた。 3.糖尿病教室の実施:平成21年8月9日に熊本の1型糖尿病サマーキャンプで「一緒に学ぼう糖尿病と女性のカラダ、そして妊娠・出産」のテーマで120分間の糖尿病教室を中・高校の1型糖尿病女性とその母親等を対象に実施し、若い時から正しい情報・知識と併せて意識を持つ必要性が参加者から述べられた。
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Research Products
(2 results)