2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19592558
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
酒井 郁子 Chiba University, 大学院・看護学研究科, 教授 (10197767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 淑美 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50279832)
湯浅 美千代 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70237494)
末永 由理 東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (10279838)
飯田 貴映子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 助教 (00466723)
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Keywords | 脳卒中 / 学習支援 / リハビリテーション / 患者教育 / 看護 / 高齢 |
Research Abstract |
1)高齢脳卒中患者の学習支援を実施するための看護師教育プログラムの開発と効果の検証 本教育プログラムは1回60分で3回のセッションから構成される.1回目は患者教育の基本的知識の習得、2回目は高齢脳卒中患者の看護援助の振り返り、3回目は脳卒中患者の学習支援についての具体的な展開方法という内容である.2回目セッションで使用したワークブックは全体的理解と患者との相互作用の重視、患者の希望や意思決定を尊重するかかわりを効果的に振り返ることができるように「脳卒中患者の自我発達を促進する看護理論」をベースに研究班で開発した.また看護師教育プログラムの効果を評価するために、「個別ケア指標CIC」の日本語版の作成、脳卒中患者の学習ニーズの把握表を合わせて作成した.これらを用いてリハ専門病院の看護師14人にセッションを実施し効果を確認した. 2)高齢脳卒中患者の学習を支援するための教材開発 調査に基づき、高齢脳卒中患者の学習支援教材(紙ベース及び電子媒体)を30項目(40種類)作成した.これは1項目がA41枚にまとまる形で患者のニーズに応じて説明を加えながら情報提供することを目的として作成した. 3)高齢脳卒中患者学習支援プログラムの開発と実施 高齢脳卒中患者の学習支援プログラム(3-4回のセッション)を開発した.1)の教育プログラムを終了した看護師が2)を活用して、10人の脳卒中患者に実施しケースごとに効果を評価した.また実施上の課題を明らかにした.
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