2007 Fiscal Year Annual Research Report
認知症患者の介護が介護者の睡眠パターンと循環機能に及ぼす影響と健康支援の開発
Project/Area Number |
19592563
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
桜井 志保美 Nagoya University, 医学部, 助教 (50378220)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 明子 名古屋大学, 医学部, 助教 (80252287)
堀 容子 名古屋大学, 医学部, 准教授 (90352905)
大西 丈二 名古屋大学, 医学部, 准教授 (90432278)
前川 厚子 名古屋大学, 医学部, 教授 (20314023)
平井 真理 名古屋大学, 医学部, 教授 (90242875)
|
Keywords | 介護者 / 睡眠 / 循環機能 / 認知症 |
Research Abstract |
3年の研究期間の初年度として、(1)交付申請書の計画を再検討、(2)測定機器を用いたプレテストと標準化測定方法マニュアル作成、(3)介護者の対する広報活動、(4)情報収集、(5)現在までの本研究課題に関する研究成果の発表を行った。 (1)調査項目、測定機器について協同研究者と検討した。質問項目では主に使用する尺度について検討し質問紙を作成した。測定機器については心拍変動スペクトルの検討に優れており先行研究でも用いられているアクティブトレーサーを用いることにした。また調査期間が限られている、1件に2日間要することから測定機器は2組準備することにした。睡眠中の血圧の変動も調査するほうが望ましいという意見があり計器を借用して計測したところカフ加圧時の音や圧迫感から睡眠に影響することがわかり当初の計画通り定点での血圧測定とした。 (2)睡眠・覚醒の計測、心拍変動の計測、血圧測定についてマニュアル作成し2人にテストをした。睡眠・覚醒と血圧値は2件とも検査結果の回収が可能であった。心拍変動は1件が5分間しかデータが得られず、1件が12時間分のデータを回収することができた。コード処理方法を検討して対応することにした。 (3)9月11日に認知症患者家族と対象とした講演会で家族介護者の健康について講演を行う中で睡眠の工夫や研究について紹介した。 (4)10月日本公衆衛生学会、12月日本看護科学学会に参加し情報収集を行った。 本研究に関連する介護者の睡眠と循環機能を課題とした研究成果について、3月16日に学会発表(1題)を予定している。また1題は学会誌に投稿し、現在査読結果を待っている状況である。 本年度は研究環境を整えるために時間や経費を費やした。次年度は倫理委員会に申請書を提出し、計画を具体化していく予定である。
|
Research Products
(1 results)