2008 Fiscal Year Annual Research Report
認知症患者の介護が介護者の睡眠パターンと循環機能に及ぼす影響と健康支援の開発
Project/Area Number |
19592563
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
平井 真理 Nagoya University, 医学部, 教授 (90242875)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 明子 名古屋大学, 医学部, 助教 (80252287)
堀 容子 名古屋大学, 医学部, 准教授 (90352905)
大西 丈二 名古屋大学, 医学部, 准教授 (90432278)
前川 厚子 名古屋大学, 医学部, 教授 (20314023)
|
Keywords | 介護者 / 睡眠 / 循環機能 / 認知症 |
Research Abstract |
本研究は介護者の自律神経機能の日内変動に注目し、認知症患者の周辺症状による介護者の断続する睡眠パターンと循環機能の影響を明らかにし、早期介入方法を検討することを目的としている。研究期間は3年間を予定し、昨年は計画の見直しと調査プロトコールの作成を行った。2年目の本年は4月に名古屋大学医学部倫理委員会の承認を得たのち調査を開始した。被験者募集については愛知県、岐阜県内の7か所の居宅介護関連施設に研究協力依頼し、研究協力の得られた施設担当者から対象となる介護者を13名紹介してもらい、研究参加の同意の得られた11名の調査を行った。対象予定人数の20名に満たないため、21年7月まで期間を延長して調査を実施する予定である。 最終年度である次年度はアジア睡眠学会での発表を計画しており、調査済みのデータの分析、パソコン上で本研究に関する先行研究を検索し論文作成に活用するためにデータベースの作成に取り組んでいる。 また、これまでに行った本研究に関する研究の成果を日本看護医療学会誌に発表した。対象は65歳未満の在宅療養者を支える主介護者45名と介護を行っていない一般成人90名とし、65歳未満の主介護者における介護と睡眠の複合的要因が高血圧、脈圧増大と関連することを明らかにした。次の課題として、介護者の睡眠のどのような問題が血圧と関係するのか原因を明らかにし、それに適した支援方法を検討する必要性が示唆された。
|
Research Products
(1 results)