2008 Fiscal Year Annual Research Report
統合失調症者家族の介護負担感に影響を及ぼす社会文化的・自然環境的要因
Project/Area Number |
19592603
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
半澤 節子 Jichi Medical University, 看護学部, 教授 (50325677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 雅博 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90334656)
田中 悟郎 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00253691)
永井 優子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (40237491)
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Keywords | 統合失調症 / 家族 / 介護負担感 / 社会文化的要因 / 自然環境的要因 / スティグマ / 国際情報交換 / 韓国(ソウル、大邱) |
Research Abstract |
本年度は、家族自身のスティグマ認知が介護負担感や対処技能にいかなる影響を及ぼすのかについて、社会文化的・自然環境的要因の異なる国内外の地域を設定し、比較検討した(比較文化精神医学的分析)。 1.新潟研究センター:平成20年度の国内調査を実施した。新潟研究センターでは、地域家族会などの協力のもと調査対象者(合計100人)を確保し、所定の基準に従って研究協力の同意を文書で得られた家族成員について、下記の評価を9月に実施した。評価尺度として、介護負担感(J-ZBI_8)、対処技能(FCQ-23)、介護意識(7 items)、スティグマ(18 items)、社会的距離(5 items)などを用いた。 2.韓国研究センター(ソウル、大邱):平成19年度に実施した韓国人を対象とした調査の結果を計量疫学的に解析し、比較文化精神医学的に日韓両国のデータを比較検討した。 3,国内外での成果発表: 14th World Congress of Psychiatry in Prague(第14回世界精神医学会2008.9.19-25)において、長崎県のデータについて示説発表した。13th Pacific Rim College of Psychiatric Scientific Meeting in Tokyo(第13回環太平洋精神科医会議2008.10.30-11.2)において、日韓両国の比較データについて示説発表した。
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Research Products
(8 results)