2009 Fiscal Year Annual Research Report
消費者と企業による製品イメージ共創に関する学際的研究
Project/Area Number |
19613007
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
目黒 良門 Tokyo University of Technology, コンピュータサイエンス学部, 教授 (50320552)
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Keywords | 経営学 / 商学 / ソフトウェア学 / 認知科学 / ブランド論 |
Research Abstract |
本研究全体の目的は、モダン・マーケティングにおける課題を踏まえつつ、認知科学、広告論、消費者行動研究などにおける学際的理論と既存研究を渉猟し、「動画像情報(動画像広告)を用いた消費者・企業による製品イメージの共創モデル」を構築、検証することにある。本年度においては、前年度に作成した最終モデルを踏まえ、最終モデルの評価実験に着手した。 はじめに、予備調査として、動画像の一般的な嗜好性調査を実施した。さらに予備調査として、インターネット上の動画像広告の嗜好性調査を実施した。これら2つの予備調査に基づき、動画像広告の嗜好性に関する因子抽出を行った。設定された因子グループごとに被験者をグループ化し、動画像広告の共創実験を行った。 動画像の作成システムである「DMD」を用いて、動画像広告の共同創成を行った結果、動画像嗜好グループごとに、それぞれの嗜好傾向に沿った動画像広告が作成されることが明らかとなった。この成果は、経営情報学会*および情報通信学会において発表予定である。 *経営情報学会春季全国研究発表大会(東京工業大学2010年6月5日) 「ネット動画コンテンツの嗜好性とネットCM評価の相関に関する一考察」
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