2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Neural mechanisms of category formation and categorical reasoning
Project/Area Number |
19673002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
TSUTSUI Ken-ichiro Tohoku University, 大学院・生命科学研究科, 准教授 (90396466)
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Project Period (FY) |
2007 – 2011
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Keywords | サル / 前頭連合野 / カテゴリ / 推論 / 脳機能イメージング |
Research Abstract |
高等脊椎動物は、経験した刺激-結果、あるいは刺激-反応-結果の関係を、それぞれ個別に学習するのではなく、同じ結果を導く刺激をグループ化して認識している、すなわち、刺激の機能的等価性に基づいて刺激のカテゴリ化を行っていることを示唆する知見がある(Vaughan(1988)J Exp Psychol, Anim Behav Processes 14, 36-42)。このような刺激のカテゴリ化は、情報表現の効率化に役立つだけでなく、同じカテゴリのメンバーは同じ性質を持つという、刺激の等価性に基づく推論的思考を行う基盤になりうる。本研究では、刺激等価性に基づくカテゴリの成立と、カテゴリに基づく推論について、その脳内機序を明らかにしていくことを目的とする。そのため、カテゴリを用いて推論を行わせる「カテゴリ逆転課題」をサルに行わせ、課題遂行中に前頭連合野や側頭連合野の神経活動の細胞外記録を行う。動物実験で得られた知見をヒトで検証するため、サルと同様の課題を用いて、ヒトを対象とした脳機能イメージングや経頭蓋磁気刺激を行う。
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Research Products
(7 results)