2008 Fiscal Year Final Research Report
Preparation of functional particle in ionic liquids
Project/Area Number |
19750097
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Polymer chemistry
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
MINAMI Hideto Kobe University, 大学院・工学研究科, 准教授 (20283872)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | イオン液体 / 高分子微粒子 / 環境適応型媒体 / 機能性高分子化学 |
Research Abstract |
各種イオン液体中において,初めてポリスチレン(PS)粒子の合成に成功し,粒子径・粒子径分布の制御が可能であることを明らかにした。また,通常の有機溶剤系と比較し均一系と同様,重合速度の加速や,高分子量ポリマーの生成現象などみられるなど興味深い結果が得られた。さらに,イオン液体のカプセル化や,特殊な溶解性を利用して,溶解性の違う複合粒子の合成に成功し,イオン液体の高耐熱性を利用してε-カプロラクタムの180℃での加水分解重合によりナイロン6粒子の合成にも成功した。
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Research Products
(19 results)
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[Remarks] 本研究の新規性が評価され,プラハで開催されたPolymer Colloids: From Design to Biomedical and Industrial ApplicationsにおいてFirst Prize for Poster Contestを受賞している。また,このイオン液体中での高分子微粒子合成に関しては,世界で初めての取組であり,平成19年4月に韓国の済州島で開催された韓国高分子学会春年会において外国人招待講演者として指名されるなど高く評価されている。