2007 Fiscal Year Annual Research Report
影響範囲の特定しにくい都市基盤整備事業の環境アセス・スコーピングに関する研究
Project/Area Number |
19760363
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
柴田 久 Fukuoka University, 工学部, 准教授 (40352083)
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Keywords | 環境アセス / スコーピング / コンフリクト |
Research Abstract |
平成19年度における研究実績障以下の3点にまとめられる. (1)環境アセスメントに関わる先行研究のレビューならびに有識者へのヒアリング調査 環境アセスメント学会他の文献調査を行い,先行研究の成果についてレビューを行った.次に環境アセスメント学会会長へのヒアリング調査を行い,このほど策定されたSEAガイドラインなど, 環境アセスメント制度の現状について, 論点を整理した. (2)国内外の環境アセスメント制度に関する資料収集 我が国における先進自治体,ならびに連邦政府が実施主体となりスコーピング等の早い段階から公衆関与の図られるアメリ力国家環境政策法(NEPA),環境アセス項目を個別案件ごとに主務省庁がスコーピングで提示するカナダ環境影響評価法, 臨業者と地方計画庁との事前協議のなかでスコーピングが行われるイギリス都市・農村計画規則,評価委員会やアドバイザー等の意見聴取の上でスコーピングガイドラインを示すオランダなどを対象に,制度内容に関わる資科収集を行った. (3)福岡市内都市高速道路沿線住民を対象としたアンケート調査の実施 環境アセス事例のケーススタディとして, 福岡市内の都市高速5号線の沿線住民を対象としたアンケート調査を行った.調査内容としては,都市高速(高架)道路建設を知った時期,ならびにその情報入手媒体,入居への意思と都市高速建設との関連等について質問項目を設定し, 有効回答数305の結果が得られた. これより,コンフリクト予防に向けたSEA結果の早期周知方法について検討を行った.
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