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2007 Fiscal Year Annual Research Report

認知症病名告知における心理的側面の検討

Research Project

Project/Area Number 19790824
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

小林 直人  Fukushima Medical University, 医学部, 助教 (50381372)

Keywords認知症 / アルツハイマー病 / 病名告知 / アンケート調査
Research Abstract

認知症病名告知に関するアンケート作成にあたり,予備調査を行った。予備調査としては,福島県立医科大学附属病院の玄関口にて認知症病名告知に対する無作為対象のアンケート調査を行った。アンケートの内容は1)認知症について知っているか否か,2)自分が認知症と診断された場合に告知を希望するか否か,3)告知を希望すると答えた場合は,A)自分に告知して欲しい,B)家族に告知して欲しい,C)その他,のどれを望むか,4)家族が認知症と診断された場合に告知を希望するか否か,5)その他の意見の内容とした。結果として70名から回答を得ることができた。認知症については大多数が知っていたが,年齢によってもその分布にばらつきがあった。大多数の者が告知を希望しており,そのうち自分に告知して欲しいと希望された者が多数を占めていた。また,家族が診断された場合の告知についてはほぼ全員が望んでいた。その他の意見としては,認知症の病状,特に初期であれば告知を望む,家族のことについてはできるだけ早く知りたい,告知された後にどのようにしたらいいのか不安だ,などの意見が寄せられた。今回の予備調査から,認知症病名告知が望まれているという社会的背景が存在する一方で,その告知の難しさが明らかになった。どのような状況にある患者に告知を行うべきなのか,また行わない方がよいのかを明らかにすることが望まれている。次年度以降はこれらの結果に基づき,もの忘れ外来を受診する認知症患者および家族に対するアンケートを作成する予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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