2008 Fiscal Year Annual Research Report
レザフィリンを使用した光化学治療とテガフール療法の併用によるアポトーシス誘導効果
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19791532
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
野中 美保子 Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40380985)
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Keywords | 光化学治療 / レザフィリン / テガフール / アポトーシス |
Research Abstract |
光化学治療(Photodynamic Therapy : PDT)は、腫瘍選択性を有する光感受性物質を静注し、病変部にレーザー照射を行うことで、腫瘍壊死を引き起こす癌治療法である。このPDTが、癌細胞にアポトーシスをしやすいことは前より報告されている。癌細胞に対するアポトーシス誘導は、ネクローシス誘導に比べて、刺激後早く細胞死が訪れるだけでなく、炎症症状が出にくいために、有利な治療法と言える。現在、世界的にレザフィリンを使用したPDTが注目され、国内でも臨床試験が行われ著効率約80%の結果が報告されている。ところが、レザフィリンPDTとテガフール化学治療の併用によってどのように殺細胞効果が変化するのか、また誘導されたアポトーシネがどのシグナル経路に影響するのかについては未だ報告されていない。私は今年度、vivoの実験において、PDTとテガフール療法の相乗効果を確認した。 1. マウスにレザフィリン静注後PDTを行い癌細胞の生存率、アポトーシス誘導率を検討した。(腫瘍部位を採取後、HE染色法、TUNNEL法) 2. マウスにテガフールを静注し腫瘍部位を採取後、HE法及びTUNNEL法を行い腫瘍壊死、アポトーシス誘導率を測定した。(腫瘍部位を採取後、HE染色法、TUNNEL法) 3. 1と2の併用において殺細胞効果、アポトーシス誘導に相乗効果があるか検討した。
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