2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
脱マスメディア時代のポップカルチャー美学に関する基盤研究
Project/Area Number |
19H00517
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
MUROI Hisashi 横浜国立大学, 教育学部, 名誉教授 (50219953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 洋 京都大学, こころの未来研究センター, 特定教授 (70230688)
秋庭 史典 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (80252401)
佐藤 守弘 同志社大学, 文学部, 教授 (10388176)
吉田 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40431879)
カルパントラ ファビアン 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 講師 (00750142)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究は、従来社会学、文学研究、歴史学等によって個別に担われてきた現代のポップカルチャー研究を、美学・芸術学を統合の基盤としつつ「脱マスメディア時代」という視点から包括的に捉えようとするものである。ポップカルチャーは20世紀末~21世紀にかけてインターネットやSNS等が台頭する基盤メディアの変容の影響下にあるが、本研究はそうした視点のもとに「ポップカルチャー美学」を解明することを特色としている。 本研究の学術的意義は、ポップカルチャーの今日的な形成を、美学的な統合基盤としての「ポップカルチャー・ワールド」という独自の概念を活用しつつ、「脱マスメディア時代」として特徴づけうるような、基盤メディアの激しいダイナミズムの状況下で総合的に解明しようとする点にある。日本文化の国際発信を担い、今日的要請に応じた成果を期待しうる研究である。
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