2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
分散型大規模大名家史料群の高度学術資源化と地域還元
Project/Area Number |
19H00537
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
TSURUTA KEI 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10172066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 祐貴 弘前大学, 人文社会科学部, 助教 (00784860)
木村 直樹 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (40323662)
石津 裕之 東京大学, 史料編纂所, 助教 (50812674)
須田 牧子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (60431798)
荒木 裕行 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70431799)
村 和明 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (70563534)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
対馬藩の資料に関しては、現在の対馬の置かれた状況を考慮しても、良質な歴史史料を公開・発信することが重要である。本研究は史料のデータベース化と史料画像の公開システムを整備し、国際的なデジタルアーカイヴを推進する。またその一方で、日本と朝鮮の間で、両国の交渉を担った藩について政治史的・社会史的分析を行うことにより、藩から江戸幕府の対外関係の特質を明らかにする。 日韓外交史研究において、対馬藩に関する良質な歴史史料を公開・発信することが重要な課題であることはいうまでもないが、対馬という日本の枠組みにはまりきらない藩をとりあげることは、幕藩体制下における藩の役割・性格の再検討、さらには近世におけるアジアと近代の関係を問い直すことに結びつくのではないかと期待する。
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