2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
重層化する不確実性へのレジリエンス:水産物サプライチェーン研究の課題と実践
Project/Area Number |
19H00555
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 4:Geography, cultural anthropology, folklore, and related fields
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長津 一史 東洋大学, 社会学部, 教授 (20324676)
福永 真弓 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (70509207)
大元 鈴子 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (70715036)
高橋 五月 法政大学, 人間環境学部, 教授 (50791084)
濱田 武士 北海学園大学, 経済学部, 教授 (80345404)
濱田 信吾 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 准教授 (00734518)
久保 明教 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (00723868)
井頭 昌彦 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (70533321)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
水産業を現代世界の不確実性に対して適応力の高いものへ転換していくため課題を見つけて対応策を考える計画である。水産資源としての魚の生産・流通と消費をつなぐサプライチェーンの成立プロセス、そこに生じる重層的な不確実性の因果関係を分析する科学分析的側面と、それを緩和する社会的レジリエンスの具体例を提示し不確実性への適応策を提言するという社会実践的側面を含み、人文社会科学の再構築を目指す。 魚類の消費の世界的な増加にともない、全球の水産資源に関する多様な問題が生じていることを踏まえた時を得た研究である。課題に関連する現況を多角的に分析しつつ、研究対象を絞っており、研究の具体性と実現性も高いと思われる。一方で日本と海外の魚粉の主要生産地を横断的に調べるといった広がりも認められる。海外研究者との連携や、国際学会の実施や国際学術雑誌の特集号の出版などの計画も評価できる。
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