2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
アフリカの熱帯高山における氷河消滅が自然・生態系や地域社会に及ぼす影響の解明
Project/Area Number |
19H00557
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 4:Geography, cultural anthropology, folklore, and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
水野 一晴 京都大学, 文学研究科, 教授 (10293929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森島 済 日本大学, 文理学部, 教授 (10239650)
手代木 功基 摂南大学, 外国語学部, 講師 (10635080)
孫 暁剛 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (20402753)
奈良間 千之 新潟大学, 自然科学系, 教授 (50462205)
荒木 美奈子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (60303880)
中辻 享 甲南大学, 文学部, 教授 (60431649)
山縣 耕太郎 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (80239855)
大谷 侑也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10964231)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究ではアフリカの高山における氷河の縮小・消滅が自然や生態系に及ぼす影響を地形学、気候学、土壌学、水文学、雪氷学、生態学の観点から調査を行い、地域社会に与える影響について生態人類学、文化人類学、開発人類学、人文地理学の観点から調査を実施する。そして、それらの複合的なメカニズムを明らかにし、アフリカの高山、ひいてはアフリカ大陸から氷河が消滅することの影響や意味、将来予測や対策について検討する。 緊急の必要性がある研究課題である。また、氷河消滅という地形学的な側面だけでなく、現地住民の生活用水不足等にもつながる環境問題としても捉えられており、多面的な研究視点から問題意識が構成されている。問題意識のほか、研究方法・研究計画も明快であり、先行研究が少ない中での研究実施の意義が認められる。
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