2021 Fiscal Year Annual Research Report
Emerging technologies and international order: Evolution of state's power, authority, and ethics brought by innovation
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19H00578
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
秋山 信将 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (50305794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 丙午 拓殖大学, 国際学部, 教授 (30439525)
山田 敦 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (40293146)
池内 恵 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40390702)
森 聡 法政大学, 法学部, 教授 (60466729)
友次 晋介 広島大学, 平和センター, 准教授 (90622019)
天野 修司 日本医療科学大学, 保健医療学部, 准教授 (90645772)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 新興技術 / 核抑止 / 経済安全保障 / 生物兵器 / 核兵器 / 軍事革命 |
Outline of Annual Research Achievements |
新興技術が国際政治をどのように規定するのか、という共通の問題意識のもとで、実施してきた本プロジェクトでは、メンバーそれぞれが、新興技術の登場が核戦略・核軍備管理に与える影響、米国の国家戦略・軍事戦略の形成における新興技術の扱い、技術史的観点からの技術と政治の関係の変容、新興技術をめぐる貿易管理といったテーマを設定し、意見交換を行いながら、研究を遂行した。 技術が国家間の戦略的競争において果たす役割が増大する中で、いかにして技術を国力(軍事力、経済的競争力)へと実装するのか、戦略的競争を規定する軍備管理レジーム、貿易管理政策の形成と実効性-それらは結果として国家間の戦略的関係性の安定化の重要な要素となる―をいかに担保するのか、といった課題において、プロジェクト全体を通して一つの大きな体系的な理論の構築には至らなかったものの、重要な示唆を得る個別的な研究成果を得ることができ、それらは、日本語及び英語で査読付き論文や、評論、あるいは学会での報告として発表されている。 また海外の研究機関におけるワークショップでの報告や研究代表者・分担者が個別に招聘された国際会議などにおいて、本プロジェクトの成果は、口頭発表およびワーキングペーパーの形で発表されている。さらに、新興技術が国際政治をどのように規定するのかという課題は、技術そのものが現在大きくまた急速に進歩を遂げていることや、そうした技術がdisruptiveと表現されるように、国際秩序に質的な変容を促している途上でもあり、引き続き研究の継続が求められているが、本プロジェクトを通じて公表された成果はそれぞれの個別領域において重要な貢献をしうるものである。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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