2023 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの課題スクリーニングから支援・効果まで循環するシステム構築
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19H00610
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
山野 則子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (50342217)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩永 靖 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 教授 (10526221)
和田 一郎 獨協大学, 国際教養学部, 教授 (10711939)
中島 智晴 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (20326276)
大友 秀治 北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (40648002)
比嘉 昌哉 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (50342431)
宮本 貴朗 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70291606)
長崎 和則 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (90309641)
吉田 卓司 藍野大学, 医療保健学部, 准教授 (90610212)
山中 徹二 大阪人間科学大学, 人間科学部, 講師 (90712430)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 子どもの貧困対策 / 不登校対策 / 早期発見 / スクリーニング / AI搭載スクリーニングシステム / 教職員の負担軽減 / 産学官連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、(1.)スクリーニングシステムの改良を図るために、ユーザーに対するアンケート調査を通して、オフラインシステム利用による効果とオンラインシステム利用による効果の差を検討した。その結果得られたこれらのシステムによるデメリットおよびメリットをもとに、子どもの課題の早期発見に携わってきた専門家のデータを搭載したAI機能の開発と、システムへの追加オプション開発に取り組んだ。その際、システム改修開発や保全管理を行う企業、学習アプリを開発する企業、教育ディバイスを開発する企業、校務支援システムを開発する企業、システム導入課題解決コンサルティングを行う企業とのナレッジシェアを行ったことで、AI機能を搭載したスクリーニングシステムの機能強化を促進し、システムの全国展開に向けた基盤を固めた。その結果、本研究で開発されたAI搭載のオンラインスクリーニングシステムは、2023年度グッドデザイン賞を受賞し、研究到達目標の1つとして掲げていた企業との連携による全国展開を実現した。 また、(2.)昨年度までに蓄積されたスクリーニングシステムのデータを用いて、見えない課題を子どもが抱えてしまうメカニズムを中心に研究し、その成果を学会大会、公開講座、シンポジウム等の場で口頭発表を行った。現在、これらをベースとした論文を執筆中である。これらの学会大会、公開講座、シンポジウムでは、当研究分野における研究者のみならず、学校現場の実践者である教職員、教育委員会等の自治体職員、県議会議員、システム開発等で連携している民間企業、NPO法人等が参加しており、産学官を巻き込んだ多方面へ研究成果を発信したことで、研究到達目標の1つとして掲げていた政府等へのスクリーニングシステムの必要性をアピールすることができた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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