2019 Fiscal Year Annual Research Report
福島における分断修復学の創成:多様な選択を可能にする社会を求めて
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19H00614
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
成 元哲 中京大学, 現代社会学部, 教授 (20319221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛島 佳代 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (10336191)
松谷 満 中京大学, 現代社会学部, 准教授 (30398028)
阪口 祐介 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (50589190)
除本 理史 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (60317906)
松井 克浩 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (50238929)
藤川 賢 明治学院大学, 社会学部, 教授 (80308072)
三上 直之 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (00422014)
高木 竜輔 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (30512157)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 原発事故後の生活変化 / 健康影響 / 分断修復 / 介入研究 / 語り合いの場ふくしま |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、福島原発事故後の家族、地域、全体社会における分断構造を明らかにし、それを修復するアプローチを分断修復学として創成しようとするものである。大きく次の二つの取り組みをすすめた。第1に、これまで9回実施した社会疫学調査をふり返る作業を行った。第2に、「親子をつなぐサポートブック」と「ふり返り手帳」のエピソード分析を行い、ワークショップ「語り合いの場ふくしま」を進めるための準備をした。「親子をつなぐサポートブック」と「ふり返り手帳」の内容から、原発事故前から事故後の現在までの生活・健康・心境の変化に関する時系列的な類型化と、その記録をデータベース化した。ただ、コロナ禍により、現地ならびにオンラインでの「語り合いの場ふくしま」は遂行できず、研究計画の変更を余儀なくされた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響により、現地ならびにオンラインで実施予定だった「語り合いの場ふくしま」が遂行できなかったうえ、2022年3月に予定下板現地調査も、大きな地震により現地へのアクセスが頓挫したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は現地へのアクセスを確実に遂行する方策を立てている。
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Research Products
(2 results)