2023 Fiscal Year Annual Research Report
細胞骨格ダイナミクスに基づく分子輸送制御システムの解明と革新的癌創薬への新展開
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19H01064
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
渡部 昌実 岡山大学, 大学病院, 教授 (70444677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
黄 鵬 岡山大学, 中性子医療研究センター, 研究准教授 (00610841)
竹居 孝二 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40322226)
竹田 哲也 岡山大学, 医歯薬学域, 研究准教授 (30302368)
落合 和彦 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (30550488)
野口 洋文 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50378733)
山田 浩司 岡山大学, 医歯薬学域, 研究教授 (80325092)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 癌創薬 / 細胞内輸送 / in vivo投与 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、各種細胞を用いてDynaminおよびその関連分子群の細胞骨格動態に関する機能の解析を行うべく、基盤となる研究を実施した。加えて、ステロイドレセプターの細胞内動態に関する研究を実施した。本年度は研究の最終年度であり、早期に臨床的出口の方向性を模索するため、将来的な創薬の候補となる各種試験薬について局所治療薬としての治療有効性を再現性の高い形で解析するための動物実験解析系を確固なものとした。すなわち、癌創薬の観点からDynamin阻害物質に関して応用展開研究を実施するべく、試験薬等のin vivo内視鏡的塗布投与での作用機序解明に係るイヌ動物実験の有用性の検証を行った。結果として、イヌ膀胱において簡便に信頼性の高い形でin vivo塗布投与での作用機序解明・効果定量を可能とする薬剤投与・評価方法を確立した。当該動物実験解析系は、膀胱の難治性疾患に対する革新的創薬への新展開に不可欠の技術であると考えている。一方で、これまでのイヌにおける上記の研究成果を踏まえ、ヒト臨床応用を念頭においた膀胱での各種医薬品の粘膜表面塗布のための具体的手技の検討を行った。結果として、膀胱軟性鏡または硬性鏡を用いると仮定したそれぞれの場合について、当該内視鏡的医薬品投与技術の表在性膀胱疾患への展開戦略に関する知見を得ることができた。今後も、各種薬剤を用いた当該治療的投与法の臨床応用に向けた研究を継続していく。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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