2020 Fiscal Year Annual Research Report
Studies on the Historiography and Cultural Property of the World Heirtage Site of Great Burkhan Khaldun Mountain in Mongolia
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19H01327
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Research Institution | Otani University |
Principal Investigator |
松川 節 大谷大学, 社会学部, 教授 (60321064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 伸一郎 大谷大学, 文学部, 教授 (00367921)
二神 葉子 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化財情報資料部, 室長 (10321556)
小野 浩 京都橘大学, 文学部, 教授 (40204250)
白石 典之 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40262422)
山口 欧志 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 研究員 (50508364)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大ブルカン・カルドゥン山 / チンギスカンの陵墓 / ユネスコ世界文化遺産 / モンゴル帝国 / 文化遺産学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、1)大ブルカン・カルドゥン山とチンギス・カンを結びつける歴史資料及び現地伝承を博捜し、チンギス・カン陵墓所在地について歴史文献学的な結論を提示するとともに、2)大ブルカン・カルドゥン山の保存・保護、観光マネジメントに関して文化遺産学的研究を行い、3)この貴重な遺産を過去から未来へといかに継承していくかを共同研究によって明らかにすることを目的とする。 2020年度は新型コロナウイルスの蔓延により、予定していた全ての現地調査を先送りにせざるを得なかった。そこで、上記1)の「現地伝承」を共有する目的で、既発表のモンゴル語による関連論文の日本語訳を以下のように作成し、オンラインで共有した。 S. チョローン「ブルカン・カルドゥン山についてのモンゴルの学者の研究」、Kh. ペルレー「イフ・ホリグはどこにあるのか」、Z. バトサイハン,N. ダワー,Zh. ボル「テンゲリーン・オボーは大ハーンの墓か」。 また、日本語で著された関連研究論文をモンゴル側研究者と共有する目的で、以下の論文のモンゴル語訳を作成した。 加藤晋平「調査報告:モンゴル国ゴルバン・ゴル=プロジェクト調査について」、白石典之「モンゴル部族の自立と成長の契機─10世紀から12世紀の考古学資料を中心に─」、白石典之「チンギス・カンの墓」。 また、モンゴル側共同研究者との共同研究としては、2021年3月19日(水)にオンラインで成果報告会を開催し、モンゴル側研究者B. ツォクトバータル(モンゴル科学アカデミー考古研究所)、B. ハシマルガド(モンゴル国自然環境省ハン・ヘンティ特別保護行政局)より研究成果の報告を受けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス蔓延により調査対象地域であるモンゴル国への入国が許可されなかったため,2020年3月に行うべく現地調査を2021年度に延期したが,2021年度に行うべく現地調査とともに実施できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究計画は現地調査の実施を前提としているため,研究期間を延期して対応せざるをえない。
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Research Products
(3 results)