2019 Fiscal Year Annual Research Report
交通犯罪予防の多角的研究―陸海空の総合的規制を目指して
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19H01426
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
川本 哲郎 同志社大学, 法学部, 教授 (60224862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 慧 同志社大学, 法学部, 助教 (20822886)
奥村 正雄 同志社大学, 司法研究科, 教授 (30265532)
奥田 菜津 同志社大学, 法学部, 助教 (30823091)
佐藤 由梨 同志社大学, 法学部, 助教 (30823372)
濱田 毅 同志社大学, 司法研究科, 教授 (40402937)
松原 久利 同志社大学, 法学部, 教授 (50257424)
河村 博 同志社大学, 法学部, 教授 (50757838)
古江 頼隆 同志社大学, 司法研究科, 教授 (70376383)
十河 太朗 同志社大学, 司法研究科, 教授 (80304640)
川崎 友巳 同志社大学, 法学部, 教授 (80309070)
洲見 光男 同志社大学, 司法研究科, 教授 (90241124)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 交通犯罪 / 犯罪被害者 / 法人処罰 / 不作為犯 / 未遂犯 / 少年非行 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、主として、基礎となる研究を行った。 研究代表者は、「あおり運転」に関する論文(「交通犯罪としての『あおり運転』の抑止に向けて」)を執筆し、マスコミの取材(フジテレビ、日本経済新聞等)にも積極的に対応した。また、7月には交通心理学会に出席し、10月には、全国犯罪被害者支援フォーラムのパネルディスカッション(「地域社会で被害者家族を支える」)のパネリストを務めた。12月には、法と精神医療学会第35回大会において、「『法と精神医療』のこれまでとこれから」と題する講演を行い、さらに、中国の清華大学と雲南大学において、「日本の交通犯罪」と題する講演を行った。 その他のメンバーも、論文を公刊した。たとえば、量刑(「企業に対する量刑」)、共犯(「共犯の射程、共犯関係の解消」)、不作為犯(「不真正不作為犯における作為義務の根拠論」)、少年非行(「少年法における刑事処分相当性・保護処分相当性」)などは基本的な考察に関わるものであり、それに加えて、刑事手続、刑事立法について幅広く取り上げた研究も発表されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は、外国における調査を行うこととしていたが、2020年になってから、新型コロナウイルス感染症の大流行があったために、実施できなかったから。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、外国についての調査を進展させたい。外国での調査を実施するか、外国から研究者を招いて研究会・講演会を実施することを計画しているが、2020年5月現在、新型コロナウイルス感染症の流行が完全には収まっていないので、その動向を見ながら、検討を進めていきたい。
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Research Products
(9 results)