2023 Fiscal Year Annual Research Report
International comparative study on establishment, business development and growth of university-/public research institute- originated venture companies
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19H01526
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
米山 茂美 学習院大学, 経済学部, 教授 (30258496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蟹 雅代 名城大学, 経済学部, 教授 (20509187)
山内 勇 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任准教授 (40548286)
大西 宏一郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60446581)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大学発ベンチャー / 技術的成果の事業化 / 大学発ベンチャーの成長 / 大学発ベンチャー固有の利点 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2019年度~2023年度までの5ヵ年に、大学発ベンチャーの設立から事業化、成長のプロセスに影響を与える要因を、海外(フィンランド、シンガポール)との比較のもとに明らかにすることを目的とした。しかし、2020年初頭から始まった新型コロナウィルス感染症の蔓延の影響で海外(特にシンガポール)での調査が計画通り実施できなかった。その代替策として2021年度以降、研究の重点を国内の大学発ベンチャーに当て、関連する文献等の整理及び追加的なヒアリングを行い、大学発ベンチャーの設立・事業化・成長の規定要因を探索した。 2023年度は、新しい文献等の収集・整理のほか、その過程で浮かび上がった事例として、北海道大学・産学連携推進本部及び同大学発ベンチャーへのヒアリングを実施した。その結果、以下の点が明らかとなった。 1.大学発ベンチャーにおける固有の利点として、キャンパス内の施設(研究室)や大学院生等を活用できる点が挙げられる。2. 大学発ベンチャーが生み出す技術的成果の事業化では、その先進性に基づいて関連市場の最もハイエンドから攻めることが重要になる。3.大学と既存企業との合同で設立される大学発ベンチャーとしての事業化は、「良い隠れ蓑」になることがある(かりに収益があがらなくても許容されやすい)。4. 大学発ベンチャーは、「大学」というバックがあることで信用されやすいという反面、ビジネスでの成功からは遠く、「どうせ失敗するだろう」というネガティブなイメージも伴う。5. 大学発ベンチャーの安定的な成長にとっては、研究成果の事業化だけでなく、教育上の経験を基盤とした事業が重要な役割を果たす。 これらの発見的事実に基づき、特に大学発ベンチャーにおける技術成果の事業化と成長に関するこれまでの研究成果を論文等としてまとめ、2024年以降に国内外の学会等で発表することを計画している。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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