2020 Fiscal Year Annual Research Report
Research on the collaborative BOP strategies between Japanese companies & local NGOs , and sustainable business ecsystems
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19H01532
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
林 倬史 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (50156444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 知栄 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20411209)
堀 芳枝 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30386792)
関 智一 立教大学, 経済学部, 教授 (50301966)
星野 裕志 九州大学, 経済学研究院, 教授 (60273752)
中山 厚穂 東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (60434198)
荒井 将志 亜細亜大学, 国際関係学部, 准教授 (70549691)
税所 哲郎 国士舘大学, 経営学部, 准教授 (80386870)
根岸 可奈子 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 准教授 (90724568)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | SDGs / BOP / BPO / 貧困解消 / インフォーマルセクター |
Outline of Annual Research Achievements |
今回の研究テーマは、「日系企業と現地NGO協働」のBOP戦略と持続可能なビジネス生態系に関する研究を主たる研究課題としている。したがって、今年度のBOP戦略の研究は、ソーシャル・ビジネスが中心となった。研究調査対象地域は、協力を得られたNGO組織が、在フィリピンとバングラデシュであったため、両国におけるNGO組織とSDGs対象となるソーシャル・ビジネス活動の内容の確認と課題に関する調査、および関連文献の整理が中心となった。 研究調査対象の候補としてフィリピンのNGO組織はPBSP(Philippine Business for Social Progress)とCARD(Center for Agriculture and Rural Development)に絞られ、最終的には、マイクロファイナンスを中心とするCARDに絞られた。そして、バングラデシュのソーシャル・ビジネス関連のNGO組織は、世界最大の組織でもあるBRAC(Bangradesh RuralAdvancement Committee)および Grameen Bankを主に対象とした。先方との調整の結果、バングラデシュの調査研究対象は、海外企業との合弁によるソーシャル・ビジネスを展開している後者のGrmaeen Bankとすることになった。 さらに調査研究の過程の中で、フィリピンにおけるSDGsのなかでも最大の課題である貧困解消とインフォーマルセクターにおける課題の解決に関しては、IT産業とBPO(Business Process Outsourcing)が同国における労働力吸引と女性労働との関連から極めて重要な役割を果たしてきていることから、フィリピンにおける調査対象産業をBPO分野に絞ることになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
フィリピンとバングラデシュにおける調査対象機関の選定と、先方との具体的協力項目の詰めの過程において、想定以上の時間がかかってしまった。さらに、本研究代表者・分担者の国際学会での発表参加の時期との調整上、海外調査研究の時間的調整が限定されてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
フィリピンに関しては、フィリピン大学の研究者の協力、およびバングラシュに関しては、分担者の星野氏(九州大学)が、九州大学とGrameen Bankとの提携関係にあったことから調査内容・時期に関して調整をし、訪問可能となった。
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Research Products
(22 results)