2020 Fiscal Year Annual Research Report
Varieties and transformations of inter-generational and gender relations in Asian ageing societies
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19H01559
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 八郎 京都大学, 教育学研究科, 名誉教授 (80184852)
大和 礼子 関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)
稲葉 昭英 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30213119)
中里 英樹 甲南大学, 文学部, 教授 (10309031)
筒井 淳也 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
伊達 平和 滋賀大学, データサイエンス学部, 准教授 (70772812)
村上 薫 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究グループ長代理 (00466062)
押川 文子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 名誉教授 (30280605)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 家族 / アジア / 高齢化 / 世代間関係 / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)昨年度に引き続き分析と並行して海外学会での研究報告を行う予定であったが、新型コロナウィルスの感染拡大により、海外学会への参加も海外からの研究者招聘もできなかったため、本年度は分析に集中した。(2)京都大学にてデータ利用の申請を受け付け、委員会の審査を経て、適切な利用に対して公開するCAFSデータベースの公開体制を整備し、そのことに関する広報活動も行って、本研究グループ内外の国内外の研究者・院生等による利用を奨励した。特に院生・若手研究者を雇用して一定期間CAFSデータの分析に集中して従事させた。研究員を雇用して、CAFSデータベース公開体制の整備と運営、および分析に従事する院生・若手研究者の統括に当たらせた。(3)研究分担者および公開CAFSデータベース利用者の研究成果を、ワーキングペーパーシリーズとして本プロジェクトのウェブサイトにて公開するための査読を進めた。若手のCAFSデータベース利用者の成果に対しては、研究分担者から丁寧な助言を行った。(4)CAFSデータベース7地域の基礎的・包括的比較分析の成果をBrill社より刊行するため、論文執筆を進めた。並行して、同成果の日本語での出版のため、日本語訳などの作業も進めた。(5)CAFSデータベースを用いた比較分析のために必要なアジア各国の家族研究の基本文献を英語および日本語に翻訳して共有する準備を進めた。英語版を書籍として刊行することとしたが、出版社のSage India の所在地デリーでの新型コロナウィルス感染拡大のために印刷・製本作業に遅れが出た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
CAFSデータベースを用いた比較分析のために必要なアジア各国の家族研究の基本文献を英訳し、英語版の書籍として刊行することとしたが、出版社のSage India の所在地デリーでの新型コロナウィルス感染拡大のために印刷・製本作業に遅れが出た。
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Strategy for Future Research Activity |
出版社のSage India による印刷・製本作業は2021年3月に完了し、Ochiai Emiko and Patricia Uberoi eds., Asian Families and Intimacies, Volume I, Volume II, Volume III, Volume IVを刊行することができた。引き続きデリーでの感染状況が落ち着かず、物流に遅れが出ているが、それが回復次第、研究代表者・分担者、および海外の研究協力者に配布して、これを参考にしながら、比較分析の論文執筆を進める。
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Research Products
(19 results)