2021 Fiscal Year Annual Research Report
Basic and applied research on web tools to alleviate the fatigue of infants and their social implementation
Project/Area Number |
19H01656
|
Research Institution | Hokkai-Gakuen University |
Principal Investigator |
古谷 嘉一郎 北海学園大学, 経営学部, 准教授 (80461309)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 弘司 比治山大学, 現代文化学部, 教授 (00243527)
森野 美央 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00413659)
加藤 孝士 長野県立大学, 健康発達学部, 准教授 (10631723)
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 講師 (20638358)
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
胡 泰志 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (90284132)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 子育てバーンアウト / 完全主義 / Webツール |
Outline of Annual Research Achievements |
第1に、4つの研究成果を報告した。1)関係流動性,完全主義と子育てバーンアウトの関連、2)感情制御と子育てバーンアウトの関連、3)子育てバーンアウトとジェンダーの関連、4)子育てバーンアウトのレビューである。 第2に、コロナ禍における子育てバーンアウトの程度とコロナ禍前の子育てバーンアウトの程度について、回想法を用いた調査を行った。本調査については、今年度に学会発表を行う予定である。 第3に、近年開発されているWebツールの特性の検討を行い、Webツールの開発を引き続き実施した。 第4に、子育てバーンアウト尺度短縮版日本語版の妥当性、信頼性の確認についてすでにあるデータを用い、予備的な検討を行った。 第5に、身体の不自由な子どもの意思伝達や教材作成をサポートすることで、子育てバーンアウトを低める可能性を考慮したツールを開発し、動作検証を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き、コロナウイルス感染拡大による影響が大きく出た。Webツールの作成については、昨年度と同様、研究者側の準備状況の問題、ツール作成業者の業務の問題が重なっており、十分な検討ができていない。 また、子育てに関するWebツールについては、多様な種類が展開されていること、さらにその効果についても十分といえない可能性もあり、ゼロからプラットフォームを開発している本ツールの意義を検討する必要も出てきた。これらの点を考慮し、やや遅れているとした。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナウィルスの感染拡大を考慮すると、十分な感染予防対策を行った対面での実施、ないしはテレビ会議システムによる面接調査の実施が必要になる。しかしながら、前者は感染リスクの問題が払拭されない点が懸念されている。事実、調査参加者側も懸念し、参加が難しいことが問題となっている。また、後者は十全な面接体制が取れるように、子どもたちがいない状況の構築を試みる必要がある。以上のような点を考慮し、実施に細心の注意が必要となる。次に、Webツール作成については、開発された他のツールの状況を考えると、既存のSNS等を活用した構築の方にシフトすることを視野に入れている。また、子育てバーンアウトのカットオフポイントの設定を行い、現場への活用ができる形へとすすめていく。さらに、乳幼児を育てている親との比較を鑑み、調査対象者を小、中学生の養育者に対して調査を実施する。
|
Research Products
(16 results)