2022 Fiscal Year Annual Research Report
多感覚相互作用に注目した芸術教育による感性育成プログラムの開発と検証
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19H01669
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
齊藤 忠彦 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10313818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 多感覚相互作用 / 芸術教育 / 感性育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はコロナ禍のピークを越え,収束の方向へと向かう一年間であった。学校教育現場も徐々に従前の教育活動に戻りつつある。本研究では,コロナ禍に得た知見を生かしつつ,新しい時代の芸術教育を展望し,ニューノーマル時代の芸術教育における感性育成プログラムの根底となる概念の検討を行った。折しも,学校教育では,GIGAスクール構想が急速に展開し,「『令和の時代の日本型学校教育』の構築を目指して」(中央教育審議会)にキーワードとして「個別最適な学び」と「協働的な学び」が示されたり,学校教育におけるウェルビーイングの実現が求められたりするようになり,芸術教育における感性の育成についても,新たな視点が求められるようになった。 従前の芸術教育では,例えば,Aという作品を授業で取り上げ,Aのよさや美しさについて基本的に学級という集団でその価値を追求してきた。Aという作品の価値は全員に伝わるはずだ,伝わらない子どもにはどうしたら伝わるのかを授業で工夫することが教師の力量とされてきた。しかしながら,そもそもAという作品の価値は,すべての子どもに伝わるものなのだろうか。最終的に同じ価値観を強要しようとする授業には,同調圧力という落とし穴があった。 ニューノーマル時代における芸術教育では,子ども一人一人の異なる感性を生かし,個に応じた学びや価値観をこれまで以上に大切にし,画一的な学びや,同調主義的な考え方を刷新していく必要がある。そもそも芸術のおもしろさは,それぞれに違いがあることである。ICTの活用で,一人一台の端末を利用できるようになったことから,個に応じた感性を生かした作品との出会いや,個に応じた表現活動の可能性を広げることができるようになった。ICTの活用は,視覚と聴覚による感覚の相互作用をリアルタイムに促進するというメリットもあり,それを生かした感性育成プログラムを実現することができる。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)