2019 Fiscal Year Annual Research Report
高校・大学・教職をつなぐ「教職キャリアカウンセリングプログラム」の開発
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19H01672
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
河崎 智恵 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (50346300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 雅仁 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (20201064)
横山 香 奈良大学, 文学部, 准教授 (70727750)
中澤 隆志 奈良教育大学, 教職開発講座, 准教授 (90804930)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教職キャリア / キャリアカウンセリング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、主に、教員養成課程入学前段階(高校)および教員養成段階(大学)に焦点をあてて、教職志望者を対象にしたキャリアカウンセリングの調査を実施した。具体的には、以下の3つの研究を行った。 1.国内外の教員養成カリキュラムおよび教職キャリアカウンセリングに関する文献調査を調査し、研究開発の基盤となる基礎資料を得た。 2.欧州の教員養成大学を訪問して、キャリア支援の内容・方法についてインタビュー調査を行うとともに、キャリアカウンセリングに関する研究会「Gesund und erfolgreich Schule leben」(健康に順調に学校生活を送る)」に参加し、キャリアカウンセリングの実態と課題について把握した。 3.これまでに実施した日本における教職キャリア支援に関連する取り組みについて分析を行い、国際学会「 IAEVG 2019 Conference(国際キャリア教育学会研究大会)」および「Internationale deutschsprachige Expert / innen-Tagung zu Auswahl- und Aufnahmeverfahren an Institutionen der Lehrer/innenbildun(教員養成機関の選抜・入試方法に関するドイツ語圏専門者の国際会議」)において発表した。また、欧州の研究者との意見交流をもとに、日本での教職キャリアカウンセリングの課題を明らかにして、今後のプログラム開発への示唆を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、教職キャリアカウンセリングプログラムについての文献調査、実地調査、および国際学会発表等を通して、今後の研究の基盤となる基礎資料と示唆を得ることができ、研究はおおむね順調に進展していると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究については、高校・大学の教職キャリアカウンセリングプログラムの検討とともに、就業後のキャリアカウンセリングプログラムについても調査を実施した上で、教師の様々なライフステージにおける教職キャリア支援のプログラム開発を行う予定である。
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