2019 Fiscal Year Annual Research Report
生徒と歴史教育との学習レリバンス構築に関する事例収集・分析とそのデータベース化
Project/Area Number |
19H01683
|
Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
二井 正浩 成蹊大学, 経済学部, 教授 (20353378)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 英征 玉川大学, 教育学部, 准教授 (10825293)
空 健太 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30548285)
中村 洋樹 四天王寺大学, 人文社会学部, 講師 (30824651)
宇都宮 明子 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40611546)
服部 一秀 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60238029)
竹中 伸夫 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (60432704)
田中 伸 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70508465)
原田 智仁 滋賀大学, 教育学部, 特任教授 (90228651)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 歴史教育 / 社会科 / 地理歴史科 / レリバンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「米英独などの諸外国では、どのようにして生徒と歴史教育との間にレリバンスを構築しようとしているのか」という中心的問いを立て、レリバンス構築に関わる歴史教育の好事例や先進的な研究を諸外国に求め、それらを収集・分析して、データベース化して広く日本の歴史教育関係者に情報提供することを目指していた。 ところが、2020年に入ると、COVID19が世界的に流行し、直接外国で事例や情報の収集等を行うことが困難となった。その結果、研究は必然的に国内外のレリバンスを視点とした歴史教育に関する文献等の研究へとシフトした。 その成果は各分担者の研究成果として諸処で公開されたものも多いが、2022年度末にそれらをまとめ、『レリバンスの視点からの歴史教育論-日・米・英・独の事例研究-』を上梓した。本著作は「第1部 日本の歴史教育改革とレリバンス論」において、2018年告示の高等学校学習指導要領で誕生した新科目「歴史総合」「世界史探究」をレリバンスの視点から分析し、レリバンスの視点からの歴史教育改革の意義を明らかにしている。「第2部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史カリキュラム改革」では、米独の歴史カリキュラムに着目し、現在の日本の歴史教育改革への示唆を試みている。「第3部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史学習・評価改革」では、米英独の実際の授業や評価問題に着目し、レリバンスの視点から分析を行っている。 今後は、当初のねらいであった海外での情報収集を充実させ、その成果を広く公開していく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年に入りCOVID19が世界的に流行した為、直接外国で事例や情報の収集等を行うことが困難となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、当初のねらいであった海外での情報収集を充実させ、その成果を広く公開していく予定である。
|
Research Products
(8 results)