2021 Fiscal Year Annual Research Report
知的障害特別支援学校におけるスクールカウンセリングの実態と適用上の課題の検討
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19H01700
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
下山 真衣 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (00609620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 康二 明星大学, 心理学部, 教授 (00400656)
岩佐 和典 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (00610031)
堂山 亞希 目白大学, 人間学部, 専任講師 (00759392)
酒井 貴庸 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50744108)
大石 幸二 立教大学, 現代心理学部, 教授 (80302363)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 心理教育 / 校内体制 / コンサルテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、知的障害のある児童・生徒のメンタルヘルスの不調に対する学校における心理教育的な態勢についてさらに検討するために、文献調査、調査研究、事例研究を行った。 1 文献研究:「令和元年度スクールカウンセラー実践活動事例集」から、令和元年度に特別支援学校にスクールカウンセラーが配置されている状況について整理した。令和元年度にスクールカウンセラーが配置されている学校の割合は小学校78.0%,中学校97.7%,高等学校65.7%,特別支援学校33.1%であった。特別支援学校のスクールカウンセラーの配置は、地域格差や学校格差がとても大きいことが明らかになった。 2 調査研究:(1)知的障害と関連するASDのある生徒のメンタルヘルスの状況を調査した。ASD傾向が高いと精神的健康状態が悪く、ASD傾向の高さにより精神的健康状態を推定可能となる結果であった。(2)特別支援学校や高校において、知的障害のある児童・生徒のカウンセリングを行なっているスクールカウンセラーのインタビュー調査を実施した。特別支援学校における教員と児童・生徒の関係性により、学校における個別の相談を受けやすい体制があるなど特徴が整理できた。 3 事例検討:知的障害と発達障害のある児童・生徒の心理支援について事例研究を行った。知的障害特別支援学校・幼稚部において行動コンサルテーション技法を用いて、知的障害特別支援学校におけるスクールカウンセリングの考え方を活かした授業実践の推進や特別支援学校の校内支援の連携について検討した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)