2020 Fiscal Year Annual Research Report
理論と実践の往還・融合を担う教師教育者の資質・能力の解明と質保証に関する研究
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19H01708
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30359559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益子 典文 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10219321)
土田 雄一 千葉大学, 教育学部, 教授 (10400805)
生田 孝至 岐阜女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20018823)
寺嶋 浩介 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 准教授 (30367932)
川上 綾子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (50291498)
霜川 正幸 山口大学, 教育学部, 教授 (80437615)
植田 和也 香川大学, 教育学部, 教授 (90363176)
長谷川 哲也 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (90631854)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 教師教育者 / 教職大学院 / 質保証 / アンケート調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
教員養成・採用・研修の一体改革や教職大学院の拡大に伴い、教師教育の枠組みが大きく変わり、学校教育を担う力量ある教師を育てる「教師教育者」をいかに育成し、質を保証するかが喫緊の課題となっている。本研究では、理論と実践を往還・融合する教師教育者を規定する概念の整理および能力の解明、教師教育者の能力を認定するための質保証制度の構築を研究目的とし、1)教師教育者の概念整理とその構造化、2)教師教育者(大学教員、指導主事、メンター等)を対象とした教師発達観に関する調査、3)理論と実践を往還・融合する教師教育者の核となる資質・能力・信念の解明、4)教師教育者の質保証のための制度設計に取り組む。 本年度は、二つの研究を遂行した。一つ目は、本研究代表者および分担者の一部で、2016年に大学教員を対象として行った調査をふまえ、教師教育者の役割や求められる資質能力を尋ねるための調査項目を検討した。当初は国立大学教育実践研究関連センター協議会において、調査用紙を配布して行うことを想定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、インターネット開催になったことから、Web形式で調査を行うよう準備し、次年度に調査を行うこととした。 二つ目は、学校現場と大学において指導経験を有する実務家教員3名を対象としてインタビュー調査を行い、教師教育者としての認識の変容プロセスと、その要因を解明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、対面での協議やインタビューが困難となっている。調査のスケジュールと方法を再検討し、次年度に実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って移動が制限されていることから、3年計画を4年計画に見直すとともに、次年度にはアンケート調査を実施できるよう、研究計画を整理して進めたいと考えている。
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