2022 Fiscal Year Annual Research Report
イネ種子の細胞内物質貯蔵における小胞体機能タンパク質の機能解明とその育種的利用
Project/Area Number |
19H02933
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
熊丸 敏博 九州大学, 農学研究院, 教授 (00284555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 貴彦 九州大学, 農学研究院, 准教授 (00370148)
牛島 智一 摂南大学, 農学部, 講師 (50815058)
藤田 直子 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (90315599)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | イネ / 種子 / 貯蔵タンパク質 / デンプン |
Outline of Annual Research Achievements |
1、プロラミンの小胞体内への蓄積機構解明 複数種のCysRプロラミン分子を欠失したesp3変異の原因となる候補遺伝子について、相補性検定のための遺伝子コンストラクトを構築した。構築した遺伝子コンストラクト使ってesp3 変異体由来カルスを形質転換した。相補性検定の結果、候補遺伝子がesp3変異の原因となる遺伝子であることが明らかとなった。 2、グルテリン前駆体の小胞体からの小胞輸送機構解明 小胞体内にグルテリン前駆体を多量に蓄積するglup7変異体とGlup1変異体とを材料に用いた。glup7変異体の原因となる候補遺伝子について相補性検体のための遺伝子コンストラクトを構築した。Glup1変異体に関して、Mutmap解析をやり直すための材料となる交雑F2からGlup1ホモ個体を選抜した。 3、小胞体タンパク質と澱粉合成代謝制御との関連性解明 グルテリン前駆体を多量に集積する突然変異系統EM25、EM660、PMB3-2、PMB5-2種子における澱粉合成関連酵素を解析した。登熟種子から抽出したタンパク質を用いてNative-PAGEによるSS、BE、DBEの活性染色、完熟種子から抽出したタンパク質を用いてSS、BE、ISA、PUL、Pho特異抗体によるウエスタン分析によってタンパク質量を解析した。いずれの系統においても澱粉合成関連酵素の活性と量は野生型と大差なかった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Genetic background negates improvements in rice flour characteristics and food processing properties caused by a mutant allele of the PDIL1-1 seed storage protein gene.2022
Author(s)
Kiyosumi Hori, Tomoya Okunishi, Kenji Nakamura, Ken Iijima, Masahiri Hagimoto, Katsuyuki Hayakawa, Koka Shu, Takashi Ikka, Masanori Yamasaki, Yoshinobu Takeuchi, Shota Koyama, Keisuke Ozawa, Yoshimasa Tsujii, Toshiaki Kayano, Takuro Ishii, Toshihiro Kumamaru, Yasushi Kawagoe, Toshio Yamamoto.
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Journal Title
DOI
Peer Reviewed
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