2022 Fiscal Year Annual Research Report
農と都市のレイヤー構造にもとづく動態的な都市・地域計画手法に関する研究
Project/Area Number |
19H02984
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
横張 真 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60302379)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 徹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (00619934)
秋田 典子 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (20447345)
村山 顕人 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60396760)
飯田 晶子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 主幹研究員 (90700930)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 都市農業 / 都市計画 / まちづくり |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)東京のこれまでの市街地形成過程では、公共交通指向型開発が進行すると同時に、農と都市のレイヤーが重なるスプロール地区が鉄道と鉄道の間の地域に広がった実態、及びその制度的背景を説明する論文を国際誌で発表した。 (2)COVID-19パンデミック下における都市農地の利用と健康及び食料不安との関係についてのアンケート調査結果を解析し、その内容を国際誌で発表した。また、2023年3月に東京に於いて都市農業遺産に関する国際ワークショップを主催した。海外からの研究者10名を含め70人以上が本ワークショップに参加し、都市農業とその遺産的側面に関して国際比較を行った。 (3)都市農業の環境負荷を積み上げ方式のLCAにより試算した。また、コミュニティガーデンに関する論文の国際的な動向について分析を行った。さらにパリと東京を比較しながら大都市圏の歴史的な発展と土地利用政策、緑地・農・公園の関係性を検討する国際研究集会を2022年10月にパリにて主催し、50人以上の参加を得て都市の拡大と緑地・農地の役割の変化に関する討議を行った。 (4)東京都西部の複数の都市農家を対象として、農作物の生産、保存、運搬に関わる炭素排出量を推定し、都市農地のカーボンフットプリントを推定した。また、推定値と周囲の住宅地のカーボンフットプリントを比較し、炭素排出の点から都市農地の優位性を確認した。 (5)実践面での業績として、西東京市にて、多様な主体の協働で都市農地の保全・創造や緑農住まちづくりに取り組むための「にしとうきょう農のプラットフォーム」を組織化した。また同様に町田市においても、同様の目的をもつ「まちだみどり活用ネットワーク」の組織化を支援した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)