2021 Fiscal Year Annual Research Report
タイトジャンクションは、腫瘍形成を如何にオーガナイズするか?
Project/Area Number |
19H03453
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
田村 淳 帝京大学, 医学部, 准教授 (00362525)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | クローディン / 胃腫瘍 / タイトジャンクション / 細胞組織のヘテロ性 / ピロリ菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
タイトジャンクション(TJ)は、上皮細胞の細胞間透過性を制御する、生体内唯一の細胞間接着装置である。TJ がつくるバリア(TJ-バリア)の異常は、体外へ水を漏出させたり、細菌毒素を侵入させ炎症性腸疾患を 導くなど、重篤な病気や死に直結する。しかし近年の研究成果は、TJ形成の構成単位分子であるクローディン分子(Cldn)分子が、細胞増殖や分化・極性異常・臓器組織の構造決定・がんのイニシエーションなど、多細胞生物システムを上流から操作するオーガナイザーとして働くことを示す。しかしそのメカニズムは殆ど解析されていない。本申請では、細胞間接着分子であるCldnファミリー分子の欠損マウスのうち、胃に腫瘍を形成する胃型 Cldn18 欠損マウスに焦点を当て、Cldn 分子の腫瘍形成の直接的・間接的なオーガナイザーとしての機能と、がん抑制操作法の開拓を目指す。 タイトジャンクション(TJ)は、上皮細胞の細胞間透過性を制御する、生体内唯一の細胞間接着装置である。TJ がつくるバリア(TJ-バリア)の異常は、体外へ水を漏出させたり、細菌毒素を侵入させ炎症性腸疾患を 導くなど、重篤な病気や死に直結する。しかし近年の研究成果は、TJ形成の構成単位分子であるクローディン分子(Cldn)分子が、細胞増殖や分化・極性異常・臓器組織の構造決定・がんのイニシエーションなど、多細胞生物システムを上流から操作するオーガナイザーとして働くことを示す。しかしそのメカニズムは殆ど解析されていない。 Cldn18欠損マウスは、ポリープ状の腫瘍を生じる。組織切片を解析すると非常にヘテロな細胞群からなる。細胞増殖を確認するKi67陽性の細胞も、TLR2やMMP9などの幹細胞系のマーカーで蛍光染色しても規則的な染色像を得られなかった。遺伝子発現から加齢とともに、幹細胞性が増加した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] StCldn18 deficiency activates signaling cascade towards gastric tumorigenesis in mice.2021
Author(s)
Tamura, A. Suzuki, K., Tanaka, H., Yano, T., Hayashi, D., Sentani, K., Oshima, M., Yasui, W., and Tsukit, S.
Organizer
4th International Tight Junction Conference, Berlin (online conference)
Int'l Joint Research
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