2022 Fiscal Year Annual Research Report
看護実践のリアリティを追求するシミュレーション教育プログラムの開発
Project/Area Number |
19H03919
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
斉藤 しのぶ 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (90292680)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河部 房子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (00251843)
中村 伸枝 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (20282460)
阿部 幸恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (20449218)
林 恵里子 宮崎県立看護大学, 看護学部, 講師 (30765839)
柳田 俊彦 宮崎大学, 医学部, 教授 (60295227)
和住 淑子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (80282458)
栗原 幸子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60344975)
飛世 真理子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70847285)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | シミュレーション教育 / 看護基本技術 / リアリティ / VR開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は看護のシミュレーション教育に最新技術を導入し、看護学生が五感を用いて看護の対象者(以下、対象者)の体験世界(リアリティ)を観念的に追体験することをより効果的にし、対象者のリアリティを体感し、より現実的な看護過程展開の学修体験を蓄積することを通して看護実践能力の修得を促す教育システムを開発するものである。 昨年度は、対象者のリアリティを体験するためのバーチャルリアリティ(VR)の第2作目として体位変換の教材を作成し、この教材を使うことで学生が左半身麻痺の対象の体位変換のイメージづくりに活用できるかを調査した。VR教材を使った学生からは、体位変換の技術の事前学習としてポイントが理解できたなどの反応があった。一方で、VRでは実際の対象の重さを実感できないなど課題も明らかとなり、VRと実際の対面演習との両方でより教育効果が発揮されることが予想された。 また、看護学生の看護実践能力を育成するにあたり、シミュレーション教育において学生がどのようなことを考え、実施しているか、その体験を明らかにする研究をまとめ、原著論文として発表した。 さらに、シミュレーション教育の評価指標を作成することを念頭において分担者らと検討を重ねたところ、評価基準が統一されていないことが明らかとなったため、評価基準について文献を用いてまとめ、現在論文投稿中である。 本プロジェクトを通して、看護教育においてVR教材から仮想空間と現実の空間との連動を作りつつシミュレーション演習を展開することが、学生の看護実践能力の育成に有用であるという仮説を得た。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)