2022 Fiscal Year Annual Research Report
抗がん剤脱毛時の頭皮悪化が予測できるウィッグ装着型ウェアラブル端末の開発
Project/Area Number |
19H03931
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
内山 美枝子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10444184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 世範 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10334658)
峰松 健夫 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (00398752)
大貝 和裕 金沢大学, AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センター(保), 准教授 (40706983)
飯島 淳彦 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00377186)
黒瀬 雅之 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (40397162)
玉井 奈緒 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80636788)
小山 諭 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10323966)
坂上 百重 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50436771)
横野 知江 (西澤知江) 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50579597)
柏 美智 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50747326)
奥田 明子 (田所明子) 新潟大学, 医歯学系, 講師 (60454584)
坂井 さゆり 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40436770)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 脱毛頭皮 / 化学療法 / アピアランスケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,抗がん剤投与における頭皮の炎症レベルとの関連を見つけるために,①抗がん剤投与による頭皮炎症レベルの検証を行うことで医学的なエビデンスをつけた抗がん剤投与中の頭皮の炎症レベルと頭皮状態の変化シグナルと関連を提示することを目的とし,時系列的に悪化が予測できるウィッグ装着型のウェアラブル端末の開発を最終目標としている.最終年度である今年度は前年度まで検証していた外部環境(温湿度)にかかわる頭部状態の検証に加え,脱毛頭皮の形態的検証を行った. 対象は,乳がんによる抗がん剤治療を受けた脱毛患者4名と有毛者30名とした.USBマイクロスコープM3を用いて頭皮画像を撮影した.撮影部位は頭頂部,後頭部,右側頭部,左側頭部とし,1か所につき2回撮影した.頭皮画像から毛髪部分を除いた画像に50×50 pixelの関心領域(ROI)を設定し,トリミングを行うことで頭皮画像を取得した.これらの画像に対してグレーレベル同時生起行列(GLCM)を用いたテクスチャ特徴量を抽出し,脱毛頭皮と有毛頭皮の特徴量均質性(Angular Second Moment以下,ASM),明度・彩度(Contrast以下,CON),相関(Correlation以下,COR),逆差分(Inverse Difference Moment以下,IDM),乱雑さ(Entropy以下,ENT)の特徴量を比較した.結果,脱毛頭皮と有毛頭皮の有意差検定の結果,脱毛頭皮のASM,IDMは特徴量が有意に高い値を示した.一方,CON,COR,ENTでは特徴量が有意に低い値を示しており,脱毛頭皮と有毛頭皮には有意差がみられた.検証結果より脱毛頭皮の形態は一様性ではなく不明瞭さが生じていると考えられ,抗がん剤による脱毛頭皮は健常者の形態構造とは異なる頭皮形態であった.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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