2021 Fiscal Year Annual Research Report
Optimum exercise prescription for the control of diurnal eating behavior and energy balance in young and middle-aged adults
Project/Area Number |
19H04023
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
熊原 秀晃 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40389367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
綾部 誠也 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (80407238)
飛奈 卓郎 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (60509678)
吉村 英一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 身体活動 / 食欲 / エネルギー出納 / 栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,摂食行動(食事量・食事内容)を調節あるいは媒介する健康づくり運動条件を解明し,青壮年期からの肥満および関連疾患の予防に資する摂食行動を喚起する身体運動促進支援法の開発を目指す基盤的研究である. 2021~2022年度の2年間に亘り,日常生活下における中期身体活動介入研究(課題Ⅱ)を実施することを計画した.課題Ⅱは,青壮年者16名程度を目標対象者数とし,課題Ⅰの解析結果に基づき,中強度(乳酸閾値)以上の身体活動を日常生活下で促進する仕組みを施し,摂食行動およびエネルギー消費量,身体活動パタンや諸体力へ及ぼす影響を検討した. 2021年度は,新型コロナウイルス感染拡大の影響により,介入研究開始を当初予定から延期せざるを得なかったが,全対象者を女性に限定し一度に無作為化割付し介入を開始するよう変更することで対応できた.本年度はまず,日常エネルギー消費量測定に必要な二重標識水法のセットアップを含め,実験プロトコルの最終確認を完了した.その上で,被験者募集を行い,介入研究を開始した.介入前のデータを用いた解析の結果,若年成人女性において,日常生活下での座位行動時間を抑制し,低強度の活動あるいは歩数を増加させることは,より良好な耐糖能と関連する可能性を示唆する結果を得た. また,課題Ⅰに関する成果の一部を国内外の学術学会大会にて公表し,発表の一部が表彰を受けた(第40回日本臨床運動療法学会学術集会会長賞,第23回日本健康支援学会年次学術大会等3学会合同開催大会優秀賞,九州体育・スポーツ学会第70回記念大会若手優秀発表賞).
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響により,対象者募集を含む実験準備および介入研究開始時期を当初予定から再調整(延期)せざるを得ない事由が発生し,研究費の繰越申請を行った.当初は,年度毎に対象者を2期に分けてブロックランダム割付する介入研究を計画していたが,対象者を女性に限定し,かつ全対象者を一度にランダム割付し介入を開始する計画に変更することで,概ね繰越申請の計画通り実験を完了できたため.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り,課題Ⅱの実験を次年度内に全て完了すべく実験を継続する.また,これまで得られたデータの整理を進め,本研究課題の総括を行う.学術集会等における発表,および学術論文執筆も進める.
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