2020 Fiscal Year Annual Research Report
Association of cognitive frailty and signal transduction disfunction.
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19H04044
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
遠藤 昌吾 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (60192514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳井 修一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60469070)
新崎 智子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 技術員 (90645855)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フレイル / 記憶 / 握力 / 老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナウイルスの影響で、研究に用いる遺伝子組み換えマウスの搬入や繁殖等に大きな遅れが生じた。そのため、主に野生型マウスを用いたフレイルモデルの構築を行った。オスマウスを導入し、予定する6カ月齢ー22カ月齢のマウスのうち、12カ月までの行動解析を順次行った。歩行機能(ローターロッドテスト)や握力機能(ワイヤーハングテスト)は、6カ月齢、12カ月齢のマウスにおいて、顕著な障害が観察されたが、認知的フレイルを反映すると考えられる記憶機能等についてはこれらの月齢では障害は観察されなかった。さらに、メスについても同様の解析をおこなった。一般にメスは性周期等を有しているため行動解析に用いられない。記憶等の認知機能について、6カ月齢、12カ月齢ではメスはオスと同等の能力を示すことを見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウイルスの蔓延のため、遺伝子組み換え動物の搬入、繁殖等に大幅な遅れが生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子組換え動物の導入、繁殖をできるだけ早く行い、実験群を作り出す努力をする。
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