2021 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアの変容する移動ネットワークと創発的紐帯の形成:生活圏についての実証的研究
Project/Area Number |
19H04360
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
伊地知 紀子 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40332829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸徐 映里奈 近畿大学, 人権問題研究所, 講師 (00822719)
洪 ジョンウン 大阪市立大学, 人権問題研究センター, 特任助教 (10882194)
櫻田 涼子 育英短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (30586714)
松田 素二 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (50173852)
芹澤 知広 天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)
加藤 敦典 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (60613750)
伊藤 まり子 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, 客員研究員 (70640887)
中川 加奈子 追手門学院大学, 社会学部, 准教授 (80782002)
古川 彰 関西学院大学, 特定プロジェクト研究センター, 客員研究員 (90199422)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 東アジア / 移動ネットワーク / 創発的紐帯 / 生活圏 / 共同性 / 共同体 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、COVID-19感染状況が前年度よりも若干緩和されたことがあり、前年度までの計画から繰り入れた内容を実施するとともに、本来の計画に取り組んだ。 ①ベトナム関連の人類学研究会である「百越の会」との共催で、本研究課題にかかるテーマに関する研究会を開催し、非常に示唆に富む知見を共有することができた。②ベトナムにて、中越国境地域でのフィールドワークをようやく実施した。ハノイ国家大学のChinh nguyen van教授に同行いただき、この地域の移動ネットワークと共同性について歴史的背景とともに現状についてのレクチャーを受けながらの調査を実施した。③本課題による調査成果のうち、ベトナムでのフィールドワークをベースにした論文作成に向けた研究会を定期的に開催し、Journal of Vietnamese Studiesに投稿するため英語論文としてまとめた。④韓国済州道での国際セミナーを開催した。済州大学校人文大学社会学科の高誠晩准教授によるレクチャーと、本課題代表者および分担者との意見交換を行った。また、済州の移動ネットワークと共同体についてフィールドワークを実施した。 本課題の研究期間にCOVID-19感染拡大が重なったことにより、計画の様々な部分についてかなりの調整をしながらの実施となったが、定期的な文献研究会を実施し、関連する研究会との共催や、国際セミナー、国内外の研究者との研究交流やフールドワークにより、代表者および分担者それぞれが有益な知見を得て、研究展開について各自の調査研究にかかる新たな視点を見出すことができ、各自による研究成果の報告や論文・書籍の刊行が可能となった。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(37 results)