2020 Fiscal Year Research-status Report
文化環境との関わりからみた即興演奏技能の発達―イラン音楽を事例として
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19K00251
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
谷 正人 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20449622)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | イラン伝統音楽 / 即興演奏 / 民族音楽学 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナのため現地への調査はかなわなかったが、現地のインフォーマントらと連絡をとりつつ以前のフィールドワークで収集した曲の分析を多く重ねることにより、以下の2021年2月・3月の2つの口頭発表へと繋げることが出来た。また昨年度の研究成果の一部を含む書籍をスタイルノート社から出版することができた。 ・「イラン音楽のモードギャルディ-転調を巡る美学」第39回イラン研究会(於:国立民族学博物館)2021年3月 ・「カームカール・アンサンブルの音楽にみるハイブリッド性 ―イラン少数派の音楽を関係性および身体性の視座から考察する―」中東音文化研究会2021年2月 ・『イラン伝統音楽の即興演奏~声・楽器・身体・旋法体系をめぐる相互作用』132頁スタイルノート社
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
引き続きコロナのためイランに再度調査に出向くことがかなわず、過去のデータからの発見はありそれをベースに研究は続けてはいるが、その発見をベースに新たなデータを取りに行くことができない状況が続いているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度も引き続きコロナのためイランに再度調査に出向くことが難しいと思われるが、データ整理および研究成果発表のための時間とする。また可能ならばオンラインで現地のインフォーマントと連絡を取りデータを取る方法も模索する。可能ならば研究期間の延長も視野に入れ再度調査に行くことを予定している。
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Causes of Carryover |
コロナのため現地への調査がかなわなかったため。2021年度に可能ならば現地のフィールドワークを再開しその調査費用にあてたいと考えている。
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Remarks |
美学の事典:「イラン音楽ー即興における書かれるものと書かれないもの」項目を執筆。 中東・オリエント文化事典:「イランの音楽」項目を執筆。
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Research Products
(5 results)