2020 Fiscal Year Research-status Report
吉岡デジタルアーカイブの構築とそれを活用した戦後日本の科学批判に関する研究
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19K00282
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
綾部 広則 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80313211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 祐二 下関市立大学, 経済学部, 教授 (30411747)
溝口 元 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (80174051)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 吉岡斉 / 科学批判 / デジタルアーカイブ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の課題は、資料の整理と保存、ならびに従来の科学批判論者との比較考量を始めることであった。このため、研究分担者および研究協力者を交えた研究会を実施する予定であったが、PCに残された情報を含むすべての情報が揃わないと有意義なものとはならないため、まずはPCに残された資料の取り出し作業に注力することにした。 しかしながら、PC等に電子ファイルとして残されている資料の取り出し作業については、当初の予想に反して難航を余儀なくされた。第一に、残されたPCのなかには、かなり古い機種が含まれており、起動さえままならないものがあったためである(たとえ起動したとしても動作が遅い、途中でフリーズするなどの問題があった)。第二に、コロナ禍のため作業場に出向く回数が制限を余儀なくされたからである。第三にPCに保管されたデータのなかには、個人情報に関わる情報も含まれているため、クリーニングを行う必要があり、何十年にもわたる膨大なデータのなかから要不要を判断するにはかなりの時間を費やさざるを得なかったためである。このため本年度は、実質的にPC等に残されたデータの保存作業にほとんどの時間を費やすことになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
資料の整理と電子化に予想外に時間を取られ、従来の科学批判論者との比較考量がほとんど進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
第一にPCに保管されたデータのクリーニングを行う。それと並行して第二に紙媒体資料の分析を行う。その上で、従来の科学批判論者との比較考量を行う。
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Causes of Carryover |
研究分担者および研究協力者と共同で作業をする予定であったが、コロナ禍により対面での作業が困難になったため、当初、予定していた旅費を使用しなくなったため。
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