2022 Fiscal Year Research-status Report
音声情報の視覚化による日本語学習者のための会話教材の開発
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19K00722
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
鹿島 央 南山大学, 人文学部, 研究員 (60204377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 慎吾 岐阜大学, グローカル推進機構, 教授 (20293582)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発音の視覚情報 / リズム型 / アクセント型 / 段差表示 / 傾斜表示 / 語レベル / 文レベル / 日本語初級学習者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、9月より国際センターでの留学生の受け入れが始まり、対面授業も開始されたため、新たに実験協力者を募集しなおしました。その結果、3名の協力者があり、収録を行いました。ただ、今回も対面ではなく、オンラインでの収録としています。これまでの協力者を合わせると、12名です。 今回の実験結果では、かなり良い結果が得られた学習者がいますので、新しい方法の妥当性を追認するためにあと数名の協力者を得て、実験を続ける予定です。 アクセントは次のような点に基づき分析しています。(1)語の意味の既知、未知でのアクセント型(2)アクセント型の生成傾向(3)文レベルの各語について文中でのアクセント型記載(4)聴取傾向と生成傾向(5)以上の観点から、1回目と2回目の集録結果を比較し、方法の妥当性を検討 同時進行で、WEB教材を作成するための手順と教材案についても検討し、外部の合成音声の専門家の支援を受ける準備を進めています、
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験協力者の確保が難しいため
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Strategy for Future Research Activity |
必要な実験協力者を確保し、結果を公表します。その上で、冊子体の教材とWEB教材の作成を目指します。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で海外での集録ができなかったこと、学会などへの参加ができなかったことによります。2023年度には、WEB教材作成のために音声合成の技術を援用する予定であるため、専門的な技術指導を受けるための予算が必要になります。また、紙媒体での教材も作成予定ですので、予算を計上する予定にしています。
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