2023 Fiscal Year Research-status Report
The theoretical analysis of skill-biased technological progress and occupational choice in developing countries
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19K01616
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
松尾 美紀 京都産業大学, 経済学部, 准教授 (50437282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊ヶ崎 大理 日本女子大学, 家政学部, 教授 (10336068)
友田 康信 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 教授 (30437280)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 人的資本 / 児童労働 / 貧困の罠 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は低開発経済の児童労働問題の発生と教育政策に関する研究のモデル修正を中心に行った。まず、これまで仮定していた教育の外部性について、教育支出と教育時間の外部性を考慮していたが、教育支出に関する外部性は不要であることが明らかになった。そこで、教育時間に関する外部性のみを仮定し、モデルを修正した。この設定のもとで、人的資本蓄積の動学方程式を導き、児童労働が存在する場合と児童労働が存在しない場合(子供は学校へ行く)の人的資本の方程式を導き、経済の発展と人的資本関数を示した。児童労働の時間がゼロになるところでの連続性を確認した。また、このモデルでは3つの均衡をもつ可能性があり、この条件を示した。さらに、均衡が存在についても確認するなど、昨年度レフェリーに指摘された点をクリアした。 次に、経済成長モデルにおいて、児童労働の需要サイドの要因を考慮し、児童労働の拡大を説明することを試みた。しかしながら、こちらに関してはまだモデルが解けておらず難航している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
モデル構築がうまくできていないことと、論文のリバイズに時間を使ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
レフェリーに指摘を受け、存在証明や条件などを示すことができたので、まずは論文を修正し再投稿を行う。次に、経済成長モデルを用いた児童労働の研究については、スキル偏向型技術進歩に関する先行研究を見直し、モデルの修正を行う。また、共同研究者との打ち合わせを増やし、計算等を試みる。
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Causes of Carryover |
国際学会に参加しなかったなどが挙げられる。 令和6年度の使用計画は、国内学会や研究会などの旅費にあてる。
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