2022 Fiscal Year Research-status Report
外国人ケアワーカーの来日動機と定住意向を規定する要因に関する社会学的研究
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19K02110
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
菅原 真枝 東北学院大学, 教養学部, 教授 (50359501)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 外国人ケアワーカー / 介護労働 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、老人福祉施設への訪問調査ならびに関係職員への聞き取り調査を実施することができなかった。また、海外渡航についてもいくつかの制約があったため、インドネシアを訪問しての現地調査を実施することについて断念せざるをえなかった。そのため今年度の研究実績は、以下に記すような情報および資料収集とそれらの整理が中心となった。第一に、仙台市内にある日本語教育および介護福祉士コースを有する専門学校において、東南アジアからの留学生の日本語習得状況および介護福祉士の資格取得に関する情報の収集を継続的におこなった。第二に、複数の老人福祉施設にインドネシア、ベトナム、モンゴルからの技能実習生を斡旋している監理団体および技能実習生を受け入れている老人福祉施設に遠隔会議システム(zoom)を使用してヒアリングをおこない、技能実習生の受け入れの経緯や彼らの勤務形態、日本語学習状況についての情報を入手した。また、技能実習生(5名)と面談をおこない、来日の経緯や理由、家族関係や日本での地域生活等についてヒアリングをおこなった。第三に、以前から本研究の調査対象となっている複数のインドネシア人介護福祉士候補者(経済連携協定にもとづき在留資格「特定技能」により在留中)については、日本語学習レベルや介護福祉士の国家試験の受験状況、その後の職業選択ないし居住地選択について情報を収集し、整理した。そのほか関連する文献や資料を入手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大に鑑み、海外への渡航が制限されていたため。また、老人福祉施設の介護労働従事者と接触することが難しく、対面での調査が叶わなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の最終年度にあたるため、これまでの遅れを取り戻す。インドネシアへ渡航し、経済連携協定で来日しその後帰国したケアワーカーに聞き取り調査を実施する予定である。また、現地では看護専門学校および看護大学を訪問するほか、技能実習生の送り出し機関の訪問、技能実習生の家族への聞き取り調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の研究計画において予定していたインドネシアへの渡航を翌年度に実施することにより、研究計画の遅れを取り戻す。また、国内を移動している外国人ケアワーカーを対象とする聞き取り調査も追加的に実施する予定である。
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