2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K02228
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
倉持 史朗 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (70411056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 小の実 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20331770)
陳 礼美 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (40510160)
蜂谷 俊隆 美作大学, 生活科学部, 准教授 (50351705)
元村 智明 東北福祉大学, 総合福祉学部, 准教授 (60340022)
室田 保夫 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (90131614)
高岡 裕之 関西学院大学, 文学部, 教授 (90305491)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 博愛社 / 小橋実之助 / 林歌子 / キリスト教 / 資料整理・保存作業 / 博愛(社)月報 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の博愛社所蔵資料の保存・整理作業や研究実績などは以下の通りである. 本研究プロジェクトの拠点は大阪市内にある社会福祉法人博愛社である.同施設は特別養護老人ホームや児童養護施設,障害児者施設等を同じ敷地内で運営し,そこでは日々たくさんの利用者と職員が生活を共にする場でもある.22年度も2度にわたって感染者の急拡大があったものの,感染予防等に留意しつつ3日間にわたり,貴重資料のデジタル化作業を実施し,2000コマ以上の貴重資料をデジタル資料へ転化することができた.また,感染状況を見据えつつ,博愛社やオンライン上にて研究会を7回に渡り開催し,それぞれの研究の進捗状況や成果を共有することができた. 研究実績としては,博愛社および関西地域における福祉実践者に関する研究や戦前社会福祉の公私関係に関する研究論文が分担者たちによって発表されている.また,博愛社の機関誌(博愛雑誌/博愛社月報/博愛乃園)の目録作成および点検作業が終了し22年3月からデータベースとして活用することが可能となり,これらを活用することで研究チーム全体の研究ペースが大幅に上がったことは間違いない.それらは研究会の開催回数や23年度に予定されている博愛社研究書籍の準備へと着実につながっている. ただし,22年度3月に運用開始した機関誌のデータベース(目録)の公表には至っていない.研究チーム全体のコンセンサスを図り,可及的速やかにこのような成果を公表したいと考えている.
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