2019 Fiscal Year Research-status Report
女性労働者の食事環境構築に向けた昼食環境整備に関する研究
Project/Area Number |
19K02304
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
丸山 智美 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (50410600)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 女性 / 労働者 / 勤労者 / 食事環境 / 食事管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
女性労働者の食事環境を構築することを目的とした本研究の初年度である平成31年度には,給食制度をもたない法人である2企業を対象に,昼食環境の調査と対象者を抽出するための基礎調査を行った。 調査対象者は,計画通り300名を確保でき,調査票の回収も計画通りで,統計解析の制度も担保できる状態となった。 本研究は,給食の制度をもたない企業の食事環境を整備するための研究であるため,昼食提供に協力する弁当作成企業に対して栄養管理および弁当調整の方法の教育が必要である。管理栄養士による教育の機会を設け,提供する弁当の基本プランを構築した。 次年度以降の介入研究では,食事指導用で使用する指導媒体が必要となる。平成31年度には,基本編として,食事バランスや規則正しい摂食時刻とする内容の28ページからなる指導媒体を管理栄養士3名で内容を検討し,作成した。 食事摂取頻度調査の結果と企業内健診の結果をデータ化し,調査対象者の抽出を終えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究協力企業から,積極的な協力を得ることができている。データの解析も順調にすすんでいる。平成31年に実施した基礎調査から得た女性労働者の食事意識と食事摂取の関連について,その成果の国際学会での発表が受理されている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度に抽出した二法人の調査対象者に,昼食を用いて介入を行う。抽出条件を,女性でありこと,事務職であること,短期大学卒業以上の学歴を有すること,生活習慣病を含む代謝性の基礎疾患の病歴を有しない者とする。介入時期は,令和2年には,5月・6月に一法人の対象者18名,10月・11月に別の一法人を予定している。 2020年4月現在で,新型コロナウィルスの影響により,今後の出勤規制がある場合には,調査時期を両法人とも10月・11月に変更する可能性もありうる。 平成31年に実施した基礎調査から得た女性労働者の食事意識と食事摂取の関連について,その成果を公表予定である。公表する学術総会等の延期が示されているため,成果公表は後ろ倒しになる可能性がある。
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